バルセロナのカンテラは選手育成機関として、素晴らしい環境を持ち、サッカーの技術だけではなく、人間としての育成にも十分にサポートしている機関です。
バルセロナのカンテラ出身の選手は、メッシはかなり有名ですが、イニエスタ、シャビやプジョル、ピケなどの育成の実績があります。
2014年からのFIFAのバルセロナに対する制裁は以下でした。
CAS(スポーツ仲裁裁判所)に異議申し立てをしますが、CASは申し立てを破棄、FIFAの処分を支持するとの判断します。
移籍条項第19条「未成年者の国際移籍を禁止する」、つまり18歳未満が原則として国際移籍は禁止しているということです。それには例外として以下の3つのケースがあります。
2013年、バルセロナのカンテラに所属する当時15歳のイ・スンウ(韓国人)が規約違反だという匿名の告発があり、FIFAの調査によりその事実が発覚します。その規約違反により、6人の選手の公式戦出場禁止という処分が行われました。
2014年、バルセロナは、更に数人の公式戦出場停止を決定。この中に久保建英君が含まれていました。
久保建英君はバルセロナの公式戦に出場できなくなり、2015年からFC東京U-15むさしに活動の場を移すこととなりました。
イ・スンウ選手は、規制が解ける2016年1月に18歳になり、バルセロナに再登録されました。そして久保建英君も、18歳になる2019年にはバルセロナに復帰が内定したという報道が流れています。
2016年1月、FIFAのレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードに対する制裁は以下でした。
違反の内容は以下でした。
FIFAによれば、アトレティコは07〜14年、レアル・マドリーは05〜14年の間に、18歳未満の選手の国際移籍に関して、上記の規約違反を複数犯してきたという。具体的には、アトレティコは183人が調査の対象となり、うち規約違反は54人。
レアル・マドリーは調査対象が39人、うち8人が規則違反とみなされている。
2015年、FIFAから求められたカンテラに所属する18歳未満の51選手に関する資料を全て提出し、制裁を逃れ、中井卓大君の移籍も合法だと判断されたとこのことです。
中井君や久保君のように、海外で活躍する日本人選手を一覧にしました。
16-17シーズン 1995年生まれ以降
16-17シーズン
This post was last modified on 01/21/2023